犬の子犬用フードから成犬用フードへ切り替える時期は、犬種や成犬時の体の大きさによって異なります。目安は小型犬で生後9〜12か月、中型犬で生後12か月前後、大型犬で生後15〜18か月、超大型犬で生後18〜24か月です。
ただし、月齢だけで決めず、体の成長が落ち着いたか、避妊・去勢後の運動量や体重がどう変化したかも確認して判断します。迷う場合や大型犬の場合は、動物病院で切り替え時期を相談すると安心です。
犬の大きさ別に見るフードの切り替え時期
成犬用フードへ切り替える時期は、成犬になったと考えられる時期を基準にします。一般的な目安は次のとおりです。
| 犬の大きさ | 切り替え時期の目安 | 判断するときの注意点 |
|---|---|---|
| 小型犬 | 生後9〜12か月 | 体の成長が比較的早く落ち着く |
| 中型犬 | 生後12か月前後 | 犬種によって成長の速度に差がある |
| 大型犬 | 生後15〜18か月 | 骨や関節の成長が続くことがある |
| 超大型犬 | 生後18〜24か月 | 成長が落ち着くまで長くかかる場合がある |
これはあくまで一般的な目安です。同じ犬種でも個体差があり、体重の増え方や体格によって適した時期は変わります。
月齢だけでなく成長の状態を確認する
切り替え時期を判断するときは、月齢とあわせて体重の増加がゆるやかになっているか、体格がほぼ成犬に近づいているかを見ます。
- 短期間で体重が大きく増え続けていない
- 肋骨に触れられるが、外から浮き出てはいない
- 腰のくびれがあり、体脂肪がつきすぎていない
- 食事量を増やし続けなくても体重を維持できる
- 便の状態や食欲が安定している
一方で、体重が急に増えた、肋骨が触れにくい、運動量が減ったなどの変化がある場合は、切り替え時期だけでなく食事量も見直す必要があります。
大型犬は切り替えを急がない
大型犬や超大型犬は、小型犬より成長期が長く続きます。早い時期に成犬用へ切り替えると、成長に必要なエネルギーや栄養が不足する可能性があるため、切り替えを急がないことが大切です。
ただし、子犬用フードを長く与えればよいとは限りません。子犬用フードは成長期向けにエネルギーが高いことがあり、成長が落ち着いた犬が食べ続けると、体重が増えすぎる場合があります。
大型犬には、一般的な子犬用ではなく「大型犬の子犬用」など、成長速度を考慮したフードが用意されていることがあります。商品を選ぶときは、パッケージに記載された対象犬種・体重・月齢を確認してください。
避妊・去勢をした犬は食事量にも注意する
避妊・去勢後は、以前より運動量や必要なエネルギー量が変わることがあります。そのため、手術をしたからすぐに成犬用フードへ切り替えるのではなく、成長状態と体重の変化を見ながら判断します。
子犬用フードを続ける場合でも、体重が増えすぎていないか確認し、必要に応じて給与量を調整します。フードの種類を変えるかどうか、どの程度与えるかは、犬の年齢・体格・運動量によって異なります。
フードは7日ほどかけて徐々に切り替える
成犬用フードへ切り替えるときは、急に全量を変えず、現在のフードに新しいフードを少しずつ混ぜます。急な変更は、軟便や下痢、食欲低下の原因になることがあります。
- 1〜2日目は、現在のフードを多めにして、新しいフードを少量混ぜます。
- 3〜4日目は、現在のフードと新しいフードの割合を近づけます。
- 5〜6日目は、新しいフードを多めにします。
- 7日目以降に、問題がなければ新しいフードへ切り替えます。
上記は一例です。お腹が弱い犬は、10日以上かけてさらにゆっくり切り替える方法もあります。便がゆるくなった場合は変更の速度を落とし、症状が続く場合や嘔吐・食欲不振がある場合は動物病院に相談してください。
切り替え後に確認すること
成犬用フードへ変更した後は、少なくとも体重、便、食欲、毛づやを確認します。特に最初の数週間は、体重が増えすぎたり減りすぎたりしていないかを定期的に確認しましょう。
- 体重が急に増減していないか
- 便の硬さや回数に大きな変化がないか
- 食べ残しや食欲低下がないか
- かゆみや皮膚の変化が出ていないか
- 元気や運動量に変化がないか
フードのパッケージに書かれた給与量は目安です。同じ体重でも、運動量や体質によって必要量は異なります。体型を確認しながら、給与量を調整してください。
切り替え時期を動物病院に相談したほうがよいケース
次のような場合は、自己判断で切り替えず、動物病院で相談することをおすすめします。
- 大型犬・超大型犬で成長がまだ続いている
- 体重が増えすぎている、または増えない
- 下痢や嘔吐を繰り返している
- 食物アレルギーや持病がある
- 療法食を食べている
- 妊娠・授乳中である
- どのサイズ区分に当てはまるか判断しにくい
特に、成長期の栄養管理が重要な大型犬では、犬種だけでなく現在の体重や骨格を含めて判断します。
まとめ
子犬用フードから成犬用フードへの切り替え時期は、小型犬で生後9〜12か月、中型犬で生後12か月前後、大型犬で生後15〜18か月、超大型犬で生後18〜24か月が一般的な目安です。
ただし、月齢だけで決めず、成長の進み方や体型、運動量を確認してください。切り替えるときは7日ほどかけて少しずつ新しいフードを増やし、体重や便の変化を見ながら調整しましょう。







