猫の爪とぎ場所はどうしつける?

猫の爪とぎ場所はどうしつける?

猫の爪とぎ場所は、猫が使いやすい場所に爪とぎ器を置き、使った直後にほめることで覚えてもらいます。家具で爪とぎをする場合は、猫を叱るだけでなく、爪とぎ器を家具の近くに置いて行動を置き換えることが大切です。

猫の爪とぎ場所をしつける基本

まずは、猫が実際に爪とぎをしている場所や、爪とぎをしたそうな場所に爪とぎ器を設置します。飼い主が置きたい場所よりも、猫が使いやすい場所を優先すると成功しやすくなります。

  1. 猫が爪とぎをしている場所を確認する
  2. その場所の近くに爪とぎ器を置く
  3. 猫が爪とぎ器を使ったら、すぐに声をかけたりほめたりする
  4. 爪とぎ器を使う回数が増えたら、少しずつ希望する場所へ移動する

爪とぎ器を使った直後にほめるのがポイントです。時間がたってからほめても、猫は何を評価されたのか理解しにくいためです。

爪とぎ器を置く場所の選び方

猫がよく通る場所や、起き上がった直後に行く場所に置くと使われやすくなります。特に、次のような場所が候補です。

  • 猫が家具で爪とぎをしている場所の近く
  • 寝床や休憩場所の近く
  • 部屋の出入口や廊下など、猫がよく通る場所
  • 猫が起きたあとに伸びをする場所

猫は、爪とぎをしながら体を伸ばしたり、においをつけたりすることがあります。そのため、部屋の隅に隠すより、猫の動線上に置いたほうが使われやすい傾向があります。

家具で爪とぎをする場合

ソファや柱などで爪とぎをするなら、最初はその家具のすぐ横に爪とぎ器を置きます。爪とぎ器を置いただけで家具を使わなくなるとは限らないため、家具の表面をカバーで覆う、近づきにくくするなどの対策も合わせて行います。

爪とぎ器を使うようになったら、数日ごとに少しずつ希望する場所へ移動します。急に遠くへ動かすと、猫が家具に戻ることがあります。

猫に合う爪とぎ器を選ぶ

猫によって、好む素材や向きが異なります。置き場所だけでなく、爪とぎ器の種類も確認しましょう。

猫の行動 試しやすい爪とぎ器
柱や家具の側面で爪とぎをする 立てて使える縦型
床やカーペットで爪とぎをする 床に置く横型
体を大きく伸ばして爪とぎをする 体を伸ばせる高さ・長さのもの
段ボールや布など特定の素材を好む 好みに近い素材のもの

縦型を使う場合は、猫が体重をかけても倒れないものを選びます。ぐらつくと、猫が怖がって使わなくなることがあります。

最初から一つに決めず、素材や形が異なる爪とぎ器を複数置いて反応を見る方法もあります。使われた種類を確認すると、その猫の好みを判断しやすくなります。

爪とぎ器へ誘導する方法

猫を無理に爪とぎ器へ押しつけるのではなく、猫が自分から使えるように誘導します。

  1. 爪とぎ器を猫の近くに置く
  2. 猫じゃらしなどで爪とぎ器の近くへ誘う
  3. 前足が爪とぎ器に触れたら、動きを邪魔せず見守る
  4. 爪をといだら、すぐにほめる

また、使用済みの爪とぎ器を新しいものの近くに置くと、猫のにおいがついて使いやすくなる場合があります。逆に、香りの強い消臭剤などを爪とぎ器にかけると、猫が避けることがあるため注意が必要です。

家具での爪とぎをやめさせるときの注意点

家具で爪とぎをしても、大声で叱ったり、猫の前足を爪とぎ器に無理に押しつけたりしないでください。爪とぎそのものを怖がったり、飼い主が見ていないときだけ家具で爪とぎをしたりする可能性があります。

家具で爪とぎを始めたら、落ち着いて爪とぎ器の近くへ誘導します。家具には、カバーや保護シートを使って爪がかかりにくくする方法もあります。

ただし、保護シートや素材によっては猫がかじることがあります。はがれた部品を飲み込むおそれがないか、定期的に確認してください。

爪とぎ場所を覚えないときの確認ポイント

何度も失敗する場合は、しつけの問題だけでなく、爪とぎ器が猫の好みに合っているかを見直します。

  • 爪とぎ器がぐらついていないか
  • 猫が体を十分に伸ばせる大きさか
  • 猫が好む向きになっているか
  • 素材が猫の好みに合っているか
  • 設置場所が人通りの少ない場所になっていないか
  • 爪とぎ器が古くなり、使いにくくなっていないか

猫が以前は使っていた爪とぎ器を急に使わなくなった場合や、爪とぎ以外にも落ち着きがない、痛がるといった変化がある場合は、行動だけで原因を決めつけないことが大切です。体調や爪、足に問題がないか気になるときは、動物病院で相談してください。

まとめ

猫の爪とぎ場所は、猫が使っている場所の近くに、好みに合う爪とぎ器を置くことから始めます。使った直後にほめ、家具での爪とぎは叱るのではなく、爪とぎ器へ誘導しながら家具を保護しましょう。

最初に行うことは、猫が現在どこで、どの向きに爪とぎをしているかを観察することです。その行動に合う爪とぎ器を近くに置くと、場所を覚えてもらいやすくなります。